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冴えたる月。
- 2007/11/26(月) 00:44:22
能楽では、このような素晴らしい月を、「冴えたる月」と表現します。
能「三井寺」等々・・・。
しかしながら、こんな美しい満月も、世界的には不吉な事の象徴のようですね。
今日は、「月」をまじえた、秋の秀作の能楽公演でした。
狂言「月見座頭」。
目の見えない座頭が、秋の名月の時に月は見られずとも
秋の松虫の音色を楽しんでいると、通りがかりの者と翻意になり、
二人で酒盛りを楽しみます。
しかし、互いに帰宅する時分に通りがかりの者は豹変し、
座頭に因縁をつけ、引き倒してしまいます。
・・・これは、世には悪い奴もいるなぁ・・・といった単純な事でなく、
人間誰しも潜在的に抱いている「二面性」を如実に表した名作です。
25日深夜(満月撮影)
《 300mm F10 1/1600秒 》
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この記事に対するコメント
初めてお邪魔いたします。
これからの時期の月は、とても透明な感じがしてきれいですよね。
とくに、月明かりが本当に明るいのに驚かされます。
そりゃあ、狼にも変わりたくなる・・・?
美しい写真に感動しました。
またお邪魔しますね。
ラミーさん。
ご訪問、ありがとうございます。
この日の深夜は、幸いに空がとても澄んでました。
引き替えにあまりの寒さに閉口しながらの撮影でした。やはり、もうすぐ冬ですね。