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ルーマニア・オーストリア公演
- 2009/02/17(火) 15:59:50
2月に入ってから、10日間ほど。
「ルーマニア・オーストリア能楽公演」を勤めてきました。
ドナウ川流域各国との文化交流事業。
能「葵上」 狂言「伯母ヶ酒」を上演。
現地の方々にも好評で、良い海外公演だったと思います。
画像の整理が出来しだい、随時アップします。
さしあたっての画は、往路の機中より夕日を撮影。
ひたすら夕日を追いかける11時間強の飛行でした。
国内線では、決して乗ることが出来ないエアバスの大型4発機・A340-300のウイングレット。
ルーマニアは、首都ブカレストで2回公演。
空気は埃っぽく、とても澄んでいるとは言えない。
クルマも多く、クラクションが絶えず鳴って騒々しい。
しかし街並みは総じて古く、趣があって良い。
公演が行われた国立劇場正面。
さすが旧共産圏国だけあって、とても立派。
公演告知の特大ポスター。
これに限らず、街中の広告物はどれも巨大。
国立劇場内部。
非常に豪華な作り・・・しかし設備が更新されているとは言えず、全体的に古さを感じる。
市内の運河。
表通りから外れると、ゆったりとした雰囲気。
旧共産党本部ビル。
1989年の革命で、チャウセスク大統領が最後に演説した2階中央のバルコニー。しかし収拾がつかずに、屋上からヘリコプターで脱出したそうだ。
これも威信を誇る為か、巨大な建物だ。
他にも、世界第2位の規模を誇る建造物「国民の館」(ちなみに第1位は米・ペンタゴン)などは圧巻。
総じて大きな事は良いことだといった雰囲気が残る街。
しかし文化への関心は非常に高く、しかも親日。
両公演合わせて約2200名の来場がありました。
しかもとても観客の雰囲気がよく、狂言「伯母ヶ酒」の数々の場面で笑いの渦が広がりました。
東欧の国のひとつ、ドラキュラの故郷としかイメージがわかなかったのですが、こんな”おもしろい国”なのかと、再認識した次第。
《IXY-D 10》
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この記事に対するコメント
お疲れ様でした。
オーストリアに赴任している友人から公演の事を聞きました。
海外で歌舞伎の公演を観た事がありますが、改めて日本人だな~と再認識しました。
お帰りなさい
お疲れ様ですね。
ブログ楽しみにしていましたが、珍しく暫く更新されてない(?)と思っていましたが…能楽のオーストリア公演に参加されていたのですね。
また画像を楽しみにしております。
お疲れがでませんように……
No title
明日は、横浜能楽堂でございますね(^^)。
横浜能楽堂
明日は、観にいけませんが…4月のは観に行きます。