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「狂言」
- 2008/01/12(土) 00:54:58
つねづね気になること。
「主婦が狂言」
ほほぅ、主婦の方が狂言を演じるのですね。
なかなか良いことではあるが、なぜ社会面の見出しになるのか。
「・・・主婦は、強盗に入られたと嘘の申告をした模様。」
なんて事のない、自作自演の事です。
こういう表現を見るにつけて残念に思うのです。
辞典では、
【狂言】
(1)道理にかなわない言葉。
(2)戯れに言う言葉 戯れ事。
(3)科白と劇的行動を伴う芸能。能・狂言。
(4)うそのことを仕組んで人をだます行為。[広辞苑第五版より]
語意の序列でも四番目の意なのです。
まぁ二文字で簡潔だとか使いやすいとかあるとは思いますが、実際の芸能としての狂言と、あまりにかけはなれた悪い印象の表現なので、使ってほしくないですね。
日本語は一つの事でも、豊富な言葉があるのです。
単純に「狂言」という言葉を使わずとも、「自作自演」でも「でっちあげ」でも「虚構」でも良いのではないかと・・・。
《18-70mm F8 1/640秒》
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