日々感じたことや、Digital一眼レフとIXY-Dで撮影した画像をアップします。
能を大成した世阿彌の戯曲を読みました。昭和38年執筆の山崎正和氏による戯曲「世阿彌」。芸大のK先生のご厚意により、お借りしてゆっくり読むことが出来ました。…戯曲を読むのは、登場人物の相関関係を把握するのが難しく、とても面倒ですがこの戯曲は、まるで小説を読んでいるようでスラスラ読めました。ただ、全編を通しての光と影。「影」であろうとする世阿彌の、余人には理解し難い苦悩で進行する重いお話でした。結末に描かれる事柄は、能楽師としてはゾッとするコワイ解釈です。あくまで戯曲としての描写だと、思いたくなりました。でも、あながち…。
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Author:善竹 隆司 《能楽師大蔵流狂言方》重要無形文化財総合指定保持者二世善竹忠一郎の長男で、父に師事。人間国宝・善竹彌五郎の曾孫にあたる。5歳の時、狂言「靱猿」で初舞台。「三番三」「那須語」「釣狐」「花子」を披演する。「善竹兄弟狂言会」を弟、隆平とともに主催。手塚治虫作品ブラック・ジャックを原作に、新作狂言「勘当息子」「老人と木」を制作上演。兵庫県立宝塚北高校演劇科講師 大阪芸術大学舞台芸術学科講師「大阪文化祭奨励賞」「兵庫県芸術奨励賞」「第3回神戸キワニス文化賞」平成23年度「大阪文化祭賞」平成24年度大阪市「咲くやこの花賞」受賞神戸在住
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